グレースケールでデータを作成すると、基本的にモアレは発生いたしません。
モノクロ2値での原稿作成を希望する場合は、必ず元のアミ点トーンの規格のまま貼ってください。
アミ点トーンを拡大・縮小・回転させる、アミ点トーン同士を重ねる、アンチエイリアスをかけるなどの処理は、モアレの原因になります。
また、必ずK100%のアミ点トーンを使用してください。
K100%のトーンの上にブラシ等で陰影表現をすると、K100%で無くなってしまったり、網点のパターンが崩れたりしてモアレにつながるためご注意ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
※アンチエイリアスとは
アンチエイリアスとはデジタル画像の輪郭に出てしまう「ジャギー」というギザギザを目立たなくする為に、ギザギザの間をグレーで補間して表示を滑らかに見せる事を言います。
しかし、アンチエイリアスがかかっているデータ原稿は、モニター上では滑らかに見えていてもモノクロ印刷では悪い影響が出ることがあります。
文字にアンチエイリアスがかかっていると、グレー部分が網点化してしまい、字形が崩れる恐れがあります。
また、トーンにアンチエイリアスがかかっていると、トーンデータの形が崩れてしまいモアレが発生する原因になりますので、モノクロ原稿作成時にはアンチエイリアスはかけない様に、ご注意ください。
カラー原稿は再現出来る色数が多く、アンチエイリアスがかかっていても構いません。
自身が意図しなくても作業時にアンチエイリアスがかかってしまう場合があります。
画像の解像度の変更、拡大、縮小、回転等を行うときは変更を行った部分を拡大してアンチエイリアスが発生していないか確認してください。
また、画像の保存形式を変更する際などは注意が必要です。